何故、酒が飲めないのか?
しかし、何故、世の中には酒が飲める体質の人と酒が飲めない体質の人がいるんでしょうか?
その答えはアルコールの分解能力が関係していました。
アルコールの分解能力が高い人と、私みたいに飲めない人ではアルコールの分解能力
が、およそ75倍の差があります。
要するに、50CCのビールなら、なんと約3750倍もあります。
アルコールを飲むと分解する順序があります。
人がアルコール飲むと
「アルコール(エタノール)」
↓
「アセトアルデヒド(毒性)」
↓
「水・酢酸など(無害)」
この順序で人の体は、お酒を分解します。
この中の「アセトアルデヒド」が煩わしい物質なんです。
アルコールを分解してできたアセトアルデヒドは毒性が強く、顔面紅潮や頭痛・吐き気・
頻脈・等の不快感を引き起こします。
※;頻脈(ひんみゃく;脈拍数が異常に多い状態)
上記のような状態は、アセトアルデヒドが酸化し、酢酸と水に変化すると消えまが、
人によってはアセトアルデヒドの処理能力に大きな差があり、酒を全く飲めない体質の
人もいるんです。
アセトアルデヒド脱水酵素は、5種類ありアルコール処理の多くは1型とⅡ型で
処理しています。
中でもⅡ型(ALDH2)は、血中アルデヒド濃度が低い時に働く酵素です、日本人の
約半分ほどが、この酵素の活性を持っておりません。
すぐ顔が紅潮して不快になる人はこのⅡ型の酵素の活性を持たないからなんです。
日本人の約5%が不活性型で、お酒を全く受け付けないタイプです。
アルコールの分解能力には個人差があり、その殆どが遺伝子で決まります。
要は、生まれおちた時からお酒が飲めるか飲めないかが決まっているようです。